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【最新版 3月23日現在】コロナウイルスの治療薬・ワクチン・治療法について

2020.03.23

【最新版 3月23日現在】コロナウイルスの治療薬・ワクチン・治療法について

コロナウイルスとは 現在、人に感染する「コロナウイルス」は、一般的な風邪もこのウイルスが原因(10%~35%)です。 新型コロナウイル感染症は、“SARS-CoV2”による感染症でWHOは“COVID-19 ”と名付けました。 どのように感染するのか? 主な感染経路は、くしゃみ、咳、つば などと一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染する飛沫感染と感染者がドアノブ、手すりなどを触り、それを未感染者が接触する接触感染です。 治療薬やワクチンはあるのか? 世界での開発状況を掲載させて頂きます。 レムデシビル 米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス治験薬で元々はエボラ出血熱の治療薬の候補としてこれまで他の臨床試験で使用されていた薬剤です。武漢ウイルス研究所で培養細胞に新型コロナウイルスを感染させ、48時間後のウイルス増殖の抑制効果を見たところ、高い阻害効果が観察されたというレポートが出ており、各国で臨床研究が行われています。 4月には結果が出る見込みで結果次第では、レムデシビルがCOVID-19に対する治療薬として、世界で初めて承認されると期待されています。 アビガン(薬剤名:ファビピラビル) 日本の製薬会社である富士フイルム富山化学が開発した薬剤です。新型インフルエンザが発生した場合にしか使用できないため、市場には流通していませんが、新型インフルエンザに備えて国が200万人分を備蓄しています。 RNAポリメラーゼという酵素を阻害することから、インフルエンザ以外のRNAウイルスにも幅広く効果が期待できる薬剤と言われています。実験室レベルでは一定の阻害作用は確認されています。 3月13日、群馬大医学部附属病院などが臨床研究を開始し、入院患者に投与後、効果を検証すると発表された。 クロロキン マラリアの治療薬として世界中で使用されてきた抗マラリア薬です。実験室レベルでの新型コロナウイルスの抑制効果が示されています。 日本国内でもヒドロキシクロロキンが使用された事例が2例あり、いずれも回復したとのことです。重症例にも効いた可能性があり、治療の選択肢になるとしている。 ヒドロキシクロロキンを使用し症状が改善したCOVID-19の2例はこちらからご覧になれます。 ロピナビル・リトナビル(製品名:カレトラ) カレトラはロピナビルという薬剤とリトナビルという薬剤の合剤であり、HIV感染症の薬剤です。   中国上海公衆衛生臨床センターがまとめた最新の臨床データでは、新型肺炎の患者に投与しても、回復を早める効果が確認できなかったと記載があるそうです。一方国内では、 国立国際医療研究センターで2月21日までに7例に投与しており、投与患者はいずれも肺炎で、マスクによる酸素投与があったが、投与開始15日後に退院した患者や、肺炎症状がなくなった患者が2例いた。しかし、投与開始7日後に人工呼吸器が必要になった患者も3例いた。 ロピナビル・リトナビルで治療した新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の症例報告はこちらからご覧になれます。 TAK-888 武田薬品は3月4日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬として、抗SARS-CoV-2ポリクローナル高免疫グロブリン(H-IG)の開発を開始すると発表した。製剤は、新型コロナウイルス感染症から回復した患者から採取した血漿から得た病原体特異的な抗体を濃縮して精製する。抗体を患者に投与することで、患者の免疫活性を高め、回復の可能性を高めることが期待できる。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬としての血漿分画製剤開発の開始についてはこちらからご覧になれます。 ナファモスタット(3月19日報道) 東京大学医科学研究所は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染阻止を期待できる国内既存薬剤として、「ナファモスタット(商品名:フサン)」を同定したと発表した。 ナファモスタットは1-10 nMという低濃度で顕著にウイルス侵入過程を阻止することを発見した。ナファモスタットはSARS-CoV-2感染を極めて効果的に阻害する可能性がある。 急性膵炎などの治療薬剤として日本で開発され、すでに国内で長年にわたって処方されてきた薬剤であり、安全性については十分な臨床データが蓄積されており、速やかに臨床治験を行うことが可能だとしている。 mRNA-1273 2020年2月24日、新型コロナウイルスを対象に新規ワクチン(開発番号:mRNA-1273)の治験薬を米Moderna社が出荷。新型コロナウイルスの臨床試験としては世界初になるとみられる。 このワクチンはウイルスを使用するのではなく、mRNAと呼ばれる遺伝情報に従ってタンパク質を合成する役割を持つ遺伝物質を使用し、新型コロナウイルスの表面にあるタンパク質を投与された人の体内で生成するように促します。この新しく作られたタンパク質に反応して新型コロナウイルスに対する抗体を作らせることで、免疫が獲得できる仕組みです。 日本発のDNAワクチン 大阪大学大学院医学系研究科の森下竜一教授と阪大発バイオベンチャーのアンジェスは3月5日、新型コロナウイルスの予防用ワクチンなどで共同開発に乗り出すと発表した。また、3月13日、新たに化学メーカーのダイセルも参加すると発表。ダイセルはワクチンの効果を高めるための投与デバイスを開発する。ワクチンの製造はタカラバイオが担う。 大腸菌で大量培養できるため製造コストが安く、製造に要する期間も通常ワクチンに比べ短くて済む。 2カ月程度で済むと森下教授は説明する。  DNAワクチンは、危険な病原体を一切使用せず、安全かつ短期間で製造できる特徴がある。対象とする病原体のたんぱく質をコードする環状DNA(プラスミド)を接種することで、病原体たんぱく質を体内で生産し、病原体に対する免疫を付与する。 治療報告 人工呼吸器装着が必要であった重症COVID-19肺炎の感染対策、治療について 無治療で改善した70歳代のCOVID-19肺炎の1例 COVID-19肺炎初期~中期にシクレソニド吸入を使用し改善した3例