みなさまこんにちは。大変ご無沙汰しております。  
さて、今日はベトナム人の給料交渉事情について書いてみようと思います。  

まずはじめに、日本で働く魅力として、高収入が得られること、治安が良いこと、労働環境が良いこと、働きやすいという理由から多くのベトナム人が日本に来て就労してきました。しかし、円安、物価高騰、税金の高さにより、魅力を感じてもらえなくなっているという事実があります。

最近、求人を出してもベトナム人の応募者が前に比べると減っていると感じている人材紹介事業者も多いと思います。大きな原因としては、円安とベトナム国内の急速な経済成長があります。

物価の上昇率が高いベトナムでは、毎年その上昇率分以上の昇給がない場合、労働意欲の低下につながると言われています。そのため、毎年給与の見直しが必然的に求められます。  
日本では、雇用条件書で決まった時期に必ず給与を見直すと伝えて契約しているにもかかわらず、ベトナム人からの給与交渉に悩まされることも多いでしょう。

それは、ベトナムでの働き始めの事情が理由にあります。  
ベトナムでは、雇い初めはその社員のスキルなどを正確に判断できないため、低めに給与を設定し、数カ月後に働きぶりを判断してから正確に決定するという企業が多くあります。  
そのため、入社してから自分の働きを見てもらい、給料交渉をし、納得できなければ転職するというケースも珍しくありません。

私たちも、支援をする中で、日本のルールをしっかり説明していますが、ベトナムでの事情もあり、お互いに理解し合う必要があると感じています。

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