外国人のNHK受信料

2023.02.07
さて、今回も登録支援機関あるある(ないかも...)に切り込んでいこうと思います。
今日はNHK受信料問題

支援している外国人から何度か相談を受けたのですが、今後外国人を受け入れる企業様にも参考になるかと思います

先日、支援している外国人から「NHK受信料の契約を解約したい」と相談がありました。
契約状況を確認したところ、技能実習で日本に来てすぐのころに、NHKの人がアパート来て「家にテレビがありますか?」と聞かれ、日本語がよくわからないので「はい」と答えたところ、NHKを契約させられて、解約の仕方がわからないとのこと。

なるほど。。。
ここまでの話を聞くと、テレビがあると認めたら確かにNHKとの契約義務が発生してしまうのも事実。
(詳しくはこちら→日本に住む外国人も受信契約は必要か

しかし、実際はどうでしょう。
テレビは技能実習で日本に来る外国人を迎えるために、良かれと思って所属機関様などが事前に準備してくれていた物です。
外国人は当然日本語がよくわからないので、見ることはありません。
基本的にはWi-Fiを使って、母国語の動画を見たり、お友達とFaceTimeやLINE通話をしたりすることが多く、確かに生活の様子を聞くとテレビは見ていない。

これは私個人の意見になりますが、NHKさんは日本語を話すこともままならない外国人に対して、どうやって契約内容の説明をしたのでしょうか。
理解していない外国人に対して、説明義務を果たしたと言えるのでしょうか。。
外国人労働者が多くなった日本で、受信機があるのにNHKと契約をしないのは違法になるわけですから、きちんと多言語の説明義務があると思うわけです。

とは言え、契約義務があるのに払わないわけにもいかないので、受入側が事前にそういった問題が起きることを想定することが大切です。
外国人を始めて受け入れる所属機関様で、どこまで生活用品を準備すればいいですか?というご質問をいただくのですが、テレビは無くていいと思います。
Wi-Fiを付けてあげてください
テレビが無ければ受信機が無いので、解約のサポートもできます。
外国人本人が望む場合は別ですが、迎え入れる準備の時に、日本人と同じ感覚でテレビは必要だろう!と考えがちですが、Wi-Fiの接続をしていただく方が、外国人にとっては生活しやすい環境だと言えます。

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