病院への付き添い

2023.02.28
みなさまこんにちは。
今日取り上げるのは、特定技能外国人の病院への付き添いです。

支援に関する運用要領によると、当該外国人が十分に理解することができる言語により医療を受けることができる医療機関に関する情報提供とあります。
弊社では、生活のオリエンテーションで、下記の説明をしています。

◆病院に関する支援内容◆
① 利用可能な医療機関の案内
② 医療機関での受診方法
③ 保険証の説明
④ アレルギーの申告をするよう助言
⑤ 宗教上の問題で治療に制限がある場合ついては医療機関にその旨を説明するよう助言

では、実際にはどうか。

やはり、症状が出た時に、病院まで遠く1人で行けない場合や、言語の問題でうまく説明できないケースが多くあります。
病院について、生活のオリエンテーションで説明していても、付き添ってほしいという相談が来ます。
場合によっては麻酔や薬を使いますので、病院から通訳者の同伴を求められることもあります。

最近で対応に困ったのが、新型コロナウイルス感染症の疑いです。
発熱した場合、私たちも状況次第では病院に同行することもありますが、さすがに感染症疑いの場合は同行してあげることも出来ず、発熱外来の予約が出来る病院を探すのも一苦労。
初期のころは、外国人が新型コロナウイルス感染症の診療・検査医療機関を探しだすのは本当に大変でした。
(いまでは受信・相談センターで訪日外国人向け通訳センターがあります)

発熱しているので、コロナ感染のリスクもあり、「公共交通機関の使用は避けてください」と注意喚起されていたので、検査機関又は医療機関までの移動のための「専用タクシー」を使ったこともあります。

登録支援機関は高い、何もしてくれないというネット記事を見ることもありますが、外国人が安心して日本で働く為には、やはり登録支援機関の存在が無いと、困ることは多いと思います。
外国人からの相談はもちろん、所属機関から詳しく伝えてほしいなど、私のところには相談が日々届き対応しています。
私も過去に海外で仕事をしたことがありますが、やはり一人で海外で生活し、頼る人もいない状況で、病気になると、とても不安だと思います。
なにかあったときに、相談できることろがあるって、安心ですよね!(話がそれました。。。)

最後に、「1号特定技能外国人支援に関する運用要領」では、病院への送迎・同行については、原則として支援内容に含まれておりませんので、ご注意ください。ですが、病気で困ってる外国人に、「支援に含まれていませんから!」というのは出来ませんよね。

病院への送迎は、所属機関や外国人本人とよく話し合って、対応を決めていくのが良いかと思います。

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