エートス協同組合、フィリピン・マリキナ工科大学と調印式を開催

2023.03.27

~日比両国の自動車業界発展に貢献~
エートス協同組合、フィリピン・マリキナ工科大学と
技能実習生の訓練プログラムの開発に関する調印式を開催


損害車※1買取台数で業界シェアNo.1の株式会社タウ(埼玉県さいたま市、代表:宮本明岳)が代表理事を務めるエートス協同組合※2は、フィリピンのマリキナ工科大学(Marikina City、Philippine 学長:Rene M.Colocar)と技能実習生の送出し機関であるWonderful International Services Inc. (Quezon City、Philippine 代表:Estrella E. Suzuki、以下WISI)と提携し、自動車整備士を目指す技能実習生の訓練プログラムの開発に関する共同プロジェクトの調印式を、2023年3月3日に執り行いましたのでお知らせいたします。



左から、エートス事務局:川上氏・藤久事務局長、マリキナ工科大学:Colocar学長・Sugay副学長、WISI:Suzuki代表・Y.Suzuki
 

■提携の背景■提携の背景
日本では、外国人労働者数が年々増加し、技能実習のビザで働く方も増加傾向にあります。技能実習制度には、「日本で培われた技能、技術、知識を開発途上国地域への移転を図り、経済発展を担う『人づくり』に寄与する」という目的がある一方で、「意欲の低下」や「雇用のミスマッチ」などの理由から途中で辞めてしまう、また、帰国しても同様の職種を継続しないなどのケースが発生しており、本来の目的が果たされていないことが大きな課題となっています。

■当プログラムの特徴■当プログラム特徴
マリキナ工科大学との連携により、自動車整備士を志し、その知識やスキルを磨いた学生に対し、自動車整備において業務上必要となる日本語や、日本とフィリピンの自動車整備の違いなど、来日後のミスマッチを解消するために、日本流の整備技能を備える特別プログラムを開発いたします。また、受入企業においても、すぐに実習を開始できる人材を受け入れられ、計画的に技能を習得させることができます。また、3年間の実習を終えた学生がフィリピンに帰国した後は、エートス加盟企業がフィリピンで展開している事業に従事する機会を提供し、日本で習得した技能を活かしたキャリア形成を後押しすることも計画しております。

■調印式■調印式
調印式には、マリキナ工科大学のColocar学長とSugay副学長、WISIのSuzuki代表、Y.Suzuki氏、そして当組合から2名が出席し、プログラムの詳細をプレゼンテーションした後、契約書に署名をいたしました。在校生や卒業生も100名以上参加し、実習制度に関する質問が多く上がるなど、プログラムへの期待の高さがうかがえました。

・マリキナ工科大学 Colocar (コロカール)学長
強力なパートナーシップを構築するためには、努力やコミュニケーション、そして共通の目標に向かって意欲を高めることが必要です。この共同プロジェクトは、それぞれの組織に利益をもたらすだけでなく、両国のコミュニティや社会全体の成長と発展に貢献できると信じています。互いに学び合い、知識を共有し、共に素晴らしい活動を成し遂げながら、永続的な関係を築いていけることを楽しみにしています。

・WISI Y.Suzuki氏
フィリピン代表の送出し機関として、「誰もがより輝かしい未来に向けたチャンスを持つべき」だと信じています。この共同プロジェクトは、フィリピン人に日本での教育や雇用の機会、そして技術の向上によって、より輝かしい未来を実現するチャンスを提供します。より高い賃金を得て、経済的繁栄を享受し、一生涯にわたって恩恵を受けられることを願っています。

・エートス協同組合 藤久事務局長
我々の組合の使命は「すべての子供たちが、永遠に、平和に暮らせるように」という願いと希望を持って、ゼロエミッション社会に貢献することです。毎年、交通事故や自然災害、老朽化によって自動車が破棄され、大量のCO2も排出されています。しかしながら、その多くは適切な修理やメンテナンスによって、今後も使い続けられる可能性を十分に秘めています。今プログラムに参加する学生の皆さんには、車を大切にすることは地球を大切にすることと同じであることを学んでいただき、自動車業界の将来を担う人材へと成長されることを願っています。


■エートス協同組合について
■エートス協同組合について
ゼロ・エミッションに取り組み、人々が暮らしやすい地球環境の創造に貢献することをミッションとし、その想いに賛同した自動車関連企業で構成された協同組合となります。「災害支援」「環境保全」「人材の循環」に関して各社のリソースを活用した活動を通じ、地球規模での循環型社会を目指します。


■マリキナ工科大学について
フィリピン国内および国際的な連携によるプログラムを通じて、高度な技術と専門性を持つ人材を育成し、地域に根差した産業の発展に貢献しています。
大学名:Marikina Polytechnic College
創設 :1947年
所在地:2 J. Chanyungco St, Sta. Elena, Marikina City
学長 :Rene M.Colocar
HP :https://mpc.edu.ph/

参照元記事:エートス協同組合、フィリピン・マリキナ工科大学と調印式を開催
 
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